人がペットとして飼育をするだけで、その性質は「野生動物」であることに変わりありません。人間界よりも、厳しい自然界と密接に関わり合い、生きてきているのです。
そのため、自らの不調を外敵に知らせるようなことはありません。病気や怪我は即命取りになります。
従いまして、何らかの不調があったとしても、彼らは症状を表に出すことはありませんので、初診で来院された時には、すでに病気が進行している、という場合が多々見られます。
飼い主の皆さんが、何かこの子の様子がおかしいと気付かれた時点で、病気はかなり進行しているとお考えください。
しかし、病気を初期の段階で発見することは困難です。その動物について知識を深めた上で、飼育方法を勉強し、しっかり世話をできるほどにならなければ、非常に難しいと思います。
これからも、地域の皆さんの一番身近な動物病院であり続けたい、そう思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。