健康診断の流れ
Flow of Health Checkup
健康診断の流れ
健康診断で行う内容と流れをご紹介します。
診断は、それぞれのペットの状態や年齢などに応じて、さらに細かい検査が必要になる場合もありますが、
まずは基本的な流れをご案内いたします。
下記の診断項目をもとに、一度カルテを作ることで、いざという時の診断の際に比較できますので、目安にもなります。
step01
問 診
問診の内容は飼育状況や健康管理全般です。
問診票へ記入後、飼い主の方は一度帰宅されても大丈夫です。
検査は2~3時間です。
診察台での身体検査、体温を測定します。
問診の内容
step02
触 診
先ずは、診察台での身体検査を行います。
次に、目の周り・耳・口を触って、異常の有無をチェックし
てから、体全体を触って診察します。
腫瘍等の病気から、肥満チェックや股関節のトラブルまで診ていきます。
体温は肛門に体温計を差し込んで測定します。
検査のポイント
step03
糞便・尿検査
便や尿からも健康状態を見ることができます。
普段と様子の違う便や尿をしたら、要注意です。重大な病
気が隠れていないとも限りません。
顕微鏡や検査数値でわかることはもちろんですが、家での排
泄の回数や量の変化も重要な情報です。
気づいたことがあれば書き留めて、問診の際にお知らせください。
また、便や尿は、病院についてからではなかなか採取できな
いため、健康診断に行くことがわかっている場合には、直前
のものをあらかじめ用意して持参してください。
検査のポイント
✓出血、異物、寄生虫体の有無(肉眼で)
✓原虫(ジアルディア、腸トリコモナスなど)、寄生虫卵(回虫、鞭虫、鉤虫)、オーシスト(胞子虫類に属する原虫)の有無など(顕微鏡で)
✓尿比重(腎機能)、尿沈渣(異常な細胞や結晶、結石の有無など)のほか尿タンパク質、尿糖、pH、ビリルビン、ケトン体、潜血検査など
step04
血液検査
血液検査では、さまざまな身体の状態がわかります。
貧血を起していないかどうか、肝機能や腎機能は正常か、
糖尿病や高脂血症を起していないかなど、ほとんどのことが わかります。
病気の予防、また病気の早期発見には、血液検査は不可 欠な要素なのです。
検査のポイント
step05
レントゲン・エコー・
心電図検査
触診だけではわからない体内の変化を、レントゲン検査では
調べることができます。骨折や脱臼などの整形外科的疾患は
もちろんのこと、心臓や肝臓などの様子や腫瘍の発見、腸内の異物の検査にもレントゲン撮影が用いられます。
さらに、レントゲンではわかりにくい副腎や腎臓、胆のうなど
には超音波検査(エコー検査)を行います。エコー検査は、
妊娠時の検査や子宮の病気の際にも適しています。
また、心電図をとっておくと、心臓病の早期発見にもつながります。
検査のポイント
オプション検査
フィラリア検査
血液型検査
膵機能検査
猫エイズ検査
猫白血病検査
森動物病院